テストの哲学的解釈

JaSST'10 TokyoのLTで語りました。
添付ファイルを参照してください。
 
ポイント
  • テストは「納品物の検証」ではなく、顧客が満足できているか(品質)を確認する作業
  • そのため、設計と別に行うのではなく、設計したものが完全で無矛盾であることを主張する根拠として、テストを書く
  • 具体的には、プログラム設計書に近いイメージ
  • これにより、コードを書く負担を減らすことと、重複する作業(同じことを考え、同じであることを証明する作業)を減らすことを目指す
  • すなわち、テストとは「誤解釈・漏れがないか確認する作業」
  • (欄外)
    • 簡単にいうと、「ほう・れん・そう」の思想であり、システム開発のプロセスに向けに「ほう・れん・そう」を徹底的に組み込んだものが、アジャイルである
    • 従って、アジャイルだとかアジャイルでないとかは議論の余地がなく、おかしな理由でアジャイルを否定している組織は「ほう・れん・そう」がうまく機能していない恐れがある
    • そもそも、アジャイルは「短期間・こう品質につくる開発手法」ではなく、「確かなものをつくるテスト手法」である
    • ウォーターフォール文化には「テスト手法の1つ、テストを中心とした開発手法」という言い方の方が受け入れやすいかもしれない
    • そこで、テストの考え方について考察することにした

 

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ユーザー不明,
2010/01/28 8:37
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